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儲かる?ASP(SaaS)ビジネス (ASP(SaaS)ビジネスの罠)

儲かる?ASP(SaaS)ビジネス (ASP(SaaS)モデルの罠)




こんにちは。フューチャーデザインの神永将行です。


昨日、今日とたまたま連続で、ASP(SaaS)ビジネスについての相談があったので、

今日は、「ASP(SaaS)ビジネスは、果たして儲かるのか?」というお題で書いてみようと思います。



まずは、『ASP』という用語をご存知ない方の為にちょっと解説。

ASPとは、Application Service Provider(アプリケーション・サービス・プロバイダー)の略語。

_______________

【解説(ウィキペディア・フリー百科事典より】

業務用のアプリケーションソフトをネットワーク(特にインターネット)を利用して、顧客にレンタルする事業者あるいはサービスを指す。利用者はインターネットに接続された環境で、ブラウザソフトを使ってASP事業者のサーバにアクセスし、ASP事業者から提供される各種アプリケーションソフトを利用する。

_________________


などという解説が加えられていますが、知らない人にはよくわからないと思いますので

ちょっと単純化して解説。


普通パソコンで、何かソフトを使おうと思ったらパソコンにソフトをインストールしますよね。

たとえば、ワープロソフトを使おうと思えば、代表的な所では、MSワードや一太郎等をインストールしますね。


でも、最近GoogleではGoogle docで、ブラウザ(インターネット等を見るためのインターネット

エクスプローラー等のソフトです)の中で、ワープロソフトが使えますよね。この時、特殊なソフトをインストール

する必要はなく、グーグルにログインするだけで、ワープロソフトを使用することができます。

これがASPサービス。


つまり、ソフトをパソコンにインストールすることなくソフトウェアを使えるようにする訳ですね。


グループウェアのサイボウズなどもこれにあたります。


最近ではSaaS(Software as a service:サース)などという言い方をしたりもします。



さてさて、このASP(SaaS)サービスを主軸とした事業展開はもうかるのでしょうか??というのが今日の議題。



もう5年以上も前になりますでしょうか。

ASP(SaaS)サービスの事業モデルがもてはやされた時期がありました。



なんと言ってもその魅力は、高い収益性。


ある時期には、上場企業の某社の経常利益率は50%近くにもなりました(通常の企業が2~5%程度ですかね)。



だからこぞってASP(SaaS)でソリューションを提供しようとする会社が増えた。



ところが、問題は幾つかありました。


以下、箇条書きしてみますね。


① 毎月●千円~●万円といった薄い収益を重ねて行くので、損益分岐点に達するまでが非常に長い。


② かなり絞り込んだマーケットで、顧客からのニーズが高いソリューションでなければ、実はなかなか売れない。


③ 従来のパッケージソフトを利用している会社に、新しいASP(SaaS)で同種のソリューションを販売しようと思っても
  乗り換えのインセンティブが低い。



以上3つの他にも様々な課題があります。


ですので、収益性が高いからと言って、飛びつくのは考えもの。



私も相談されたとしても「それはいいモデルですね!」とは最初には絶対に言いません。
(例え、本当によいモデルであってもASP(SaaS)モデルの場合には言いませんね)



というのも、ASP(SaaS)モデルで失敗しているケースを多く見てきているから。



ASP(SaaS)モデルの展開を今後自社の中で、検討されているのであれば、

まずは相当精緻に、計画を組んで行かれるべきでしょう。



ある意味薄利多売のモデルな訳ですから、どれだけ短い期間で収益化できるかが重要。


また、相手がB(企業)なのかC(消費者)なのかも重要な論点。



消費者の場合には、特に無料のソリューションの方を好む傾向がありますので

よほどの強み・差別化要因等がなければ、消費者が毎月定額のお金を払うことは少ないものと考えるべきです。



相手が企業の場合には、

● すでにパッケージソフトが導入されているケースで、それを入れ替えなければならない。

  その時の現場の手間を嫌がる。


● 導入すれば良いだろうということはわかっているが、エクセル等で作った自作の帳票で間に合っており
  
  月間数万円であれ、新たに支払う必要はない


とか色々な阻害のケースがあります。


これらをできる限り、懐疑的に考え、悲観的な事業展開を想定しても成り立つASPサービスであれば

それは是非とも取り組むべきでしょう。


でも「なんとなく、あると便利そうだから」とか「多分、お客はいる」というレベルであれば

もっと思考を深めなければなりません。



簡単に飛びつくと、痛い目を見る事になりますよ。


ではでは、今日はこの辺で。


___________________________________



新規事業・計画立案・調達等のことならフューチャーデザインへ!

ASP(SaaS)モデルについて、シビアな見方はしますが、全て否定的な訳ではありません。

知人の社長さんでも、B2BのASP(SaaS)モデルで収益を上げていらっしゃる方もいらっしゃいます。


但し、高い収益性に惑わされ、安易に『ASPSaaS)のビジネスモデルは良い!』と

考えられるのに警鐘を鳴らしたいだけです。


きちんと、販売の所まで検討され、「いける!」という確信がメンバーの中で共有化された時には

是非ともスタートすべきです。


先日の記事では「ASP(SaaS)モデルに否定的」という印象になりかねないので、追記いたしました。


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自己紹介

神永 将行

Author:神永 将行
東京で経営コンサルタント会社である株式会社フューチャーデザインの代表をしています。中小企業様の課題発見~解決までを体系化し、今まで職人芸と思われていたコンサルタント業務を「科学する(=再現性がある)」ことを命題に日々活動を行っています。

【経歴】
1974年 茨城県水戸市生まれ
茨城県立水戸第一高等学校 卒業
早稲田大学政治経済学部政治学科 卒業
国内大手独立系コンサルタント会社
あおぞら銀行(旧日本債券信用銀行)
オリックス・キャピタル(オリックスのベンチャーキャピタル子会社)
を経て個人事業として独立。
その後、株式会社フューチャーデザインを設立し現在に至る。
ベンチャー企業等複数者の役員を兼務。

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